『BIOCITY 別冊 創刊号』発刊|気候風土に寄り添う木の家と古民家再生
2026/09/25
このたび、一般社団法人「職人がつくる木の家ネット」編著による
『BIOCITY 別冊 創刊号 気候風土と折り合う伝統的な木の家づくり―サステイナブルな住まいの提案』
が発刊されました。

全国の国産材産地、職人、工務店、建築士など、約140名が所属する「職人がつくる木の家ネット」のメンバーが、木の家の魅力や性能、そしてこれからの住まいのあり方を、現場ならではの視点から一冊にまとめたものです。
木の家を、暮らし・技術・地域・環境から考える
本書では、木の家づくりの事例だけでなく、
木の家での暮らし
職人の技術と素材
地域の森林や林業
古民家再生
環境性能や気候風土適応型住宅
といったさまざまな視点から、伝統的な木の家づくりの現在とこれからが紹介されています。
木を読み、土を練り、地域の素材や職人の技術を生かしながら一棟の家をつくる。
そうした家づくりが、住まい手の暮らしだけでなく、地域の産業や里山の再生、さらには環境負荷の低減にどうつながっていくのかまで考える内容になっています。
単に「昔ながらの家づくりを残す」ということではなく、日本の気候風土の中で培われてきた知恵や技術を、これからの暮らしにどう生かしていくかを考える一冊です。
「百年後の風景をつくる 古民家再生」を寄稿しました
今回、私も第3章「地域の創生」の中で、
「百年後の風景をつくる 古民家再生」
を寄稿させていただきました。
古民家を再生することは、古い建物をそのまま保存することとは少し違います。
その土地で育った木や、そこに残る職人の技術、建物がつくってきた風景や時間を受け継ぎながら、現代の暮らしに合わせて次の世代へつないでいく。
私は普段の設計でも、そうした視点を大切にしています。
家一軒を残すことが、その地域の風景や技術、文化を残すことにもつながっていく。今回の寄稿では、そんな古民家再生について考えています。
これからの木の家づくりを考える一冊
木の家というと、無垢材や自然素材、職人の手仕事といった部分に目が向きがちです。
もちろん、それらも大切な魅力です。
けれども本書を通して見えてくるのは、木の家づくりがもっと広いところにつながっているということです。
森林や地域の産業、職人の技術、気候風土、環境、そしてそこで暮らす人の生活。それらを切り離さずに考えることが、これからの住まいづくりには必要なのではないかと思います。
木の家に興味のある方はもちろん、これから家づくりやリフォームを考えている方にも、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
書籍情報
『BIOCITY 別冊 創刊号
気候風土と折り合う伝統的な木の家づくり』
編著:職人がつくる木の家ネット
発行:株式会社ブックエンド
発刊:2026年9月18日
B5判・144ページ
価格:3,080円(税込)
詳しい内容・目次はこちらからご覧いただけます。
株式会社ブックエンド『BIOCITY 別冊 創刊号』紹介ページ


















